三菱ガス化学株式会社はどのような会社なのか、
そして爆発事故は何故起きたかをお伝えします。
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三菱ガス化学株式会社は食品の鮮度保持などに用いられているエージレスを販売している会社でもあります。エージレスは脱酸素剤で鉄がさびる時に酸素を吸収する原理を用いています。他には過酸化水素やキシレン、メタノール、アンモニア誘導品などの化学品も生産しています。そして三菱ガス化学株式会社では日本海に天然ガスの自社鉱区を所有しています。会社名に三菱がついているのでもちろん三菱グループの会社でもあります。売り上げでは天然ガス系化学品のコエンザイムQ10、メタノールなどと芳香族化学品のポリイミドフィルムの原料などが同じぐらい売り上げています。ポリカーボネートや過酸化水素などの機能化学品もなかなかの売り上げです。電子基盤などで使用されているプリント基板用材料なども売っています。個人的には三菱ガス化学株式会社と何かを取引したりはないですが日常では三菱ガス化学の製品を使っていることが分かります。
三菱ガス化学株式会社は1972年に三菱江戸川化学と本瓦斯化学工業が合併して設立しました。三菱ガス化学会社に名前が変更したのは1992年です。三菱江戸川化学は1918年に三菱製紙の出資により設立。合併などを繰り返して1962年に三菱江戸川化学に改称。日本瓦斯化学工業は1951年に設立しました。1961年に水島石油化学工業を設立しました。2007年には三菱ガス化学株式会社の新潟工場で爆発事件が起きてしまいました。工場は東京開発センター(東京都葛飾区)、新潟工場(新潟市北区)、水島工場(岡山県倉敷市) 、四日市工場(三重県四日市市)、浪速製造所(大阪市大正区)、佐賀製造所(佐賀県佐賀市)、山北工場(神奈川県山北町)、鹿島工場(茨城県神栖市)の8工場あります。関連企業にはJSP、フドー、日本ユピカ、日本ファインケム、東京商事、三菱化学、シージーエスター、日本・サウジアラビアメタノールなどがあります。
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2007年12月6日の午前10時過ぎに三菱ガス化学株式会社の新潟工場で天然ガス基地内のタンクを溶接作業中に爆発事故が起き作業員1名の方がお亡くなりになりました。同年3月には別の工場でも爆発事故を起こしけが人をだしたばかりだったので安全対策の不備が明らかになってしまった。三菱ガス化学も安全対策が不十分だったことを認めている。原因としてはガスタンクを溶接するさいに大気中のガス濃度を薄くするための装置を働かせて置かなければいけなかったのだが、それがされてなかったために爆発事故が起こった。安全に関する決め事は基本中の基本なのだがそれが守られていなかったのが三菱ガス化学の安全意識の低さが伺える。同年の3月にも爆発事故を起こしているので対策や原因究明などがしっかりとなされたはずなのにこの事故が起きてしまった。やはり団塊の世代が大量退職する中、保安技術が若い人たちに継承されていないということが分かる。このような事故は2度とないようにしてほしい。
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